おならと健康
おならと健康
おならの豆知識
腸の蠕動運動を良くする温湿布
おならに悩んでいる人は腸の動きを活発にする必要があります。
腸の蠕動運動に効果があるのは温湿布です。
温湿布を利用して、おならで悩まない体を作りましょう。
温湿布にはハッカともいわれるメントールが使用されています。
メントールはミントの精油成分です。
このメントールがぜん動運動に効果を発揮します。
便秘で通院したことのある人は、メンタ湿布というものを利用したことがあるかもしれません。
温湿布は蓄積されたガスで苦しむ人の治療に使われます。
自分でも温湿布を作ることは可能です。
腸の蠕動運動を活発化するために、作り方を知っておきましょう。
まず、洗面器にお湯を入れます。そして、それにハッカ油を入れましょう。
ハッカ油の代わりに、ペパーミントの精油を使っても構いません。
そして、その中にタオルを入れます。
横になって、お腹の部分にその絞ったタオルをあてましょう。
お湯の温かさとメントールによって、腸の動きが良くなります。
十分にまずは温めてください。
そして、やさしくお腹をマッサージするようにしましょう。
プー出し体操でおならを溜めない対策
できるだけおならは体の中に溜めておかないことが大事です。
健康を維持するためにも、ガス抜きを行いましょう。
おならを溜めない対策として「プー出し体操」というものがあります。
プー出し体操には「腰をひねってプー」「ネコのポーズでプー」「お尻を上げてプー」の3つがあります。
プー出し体操の仕方を知っておきましょう。
「腰をひねってプー」は、まず仰向けに寝てください。
そして、右ひざを曲げます。そしてそのまま左側に倒しましょう。
このように腰を捻ることで、お腹がぼこっと鳴ります。
これはガスが動いた証です。反対側も行うようにしましょう。
「ネコのポーズでプー」は頭と腕をまず床につけてください。
その状態でお尻を高く上げます。ネコのようなポーズを意識してください。
腸に蓄積されたガスは肛門の方に動くでしょう。
「お尻を上げてプー」は仰向け状態で始めます。
その状態から体を二つ折りにします。
腰を起こして、両足を頭側に持ってきてください。
この体勢では腸の形が変わります。
ガスを押しだす働きがあるでしょう。
ガスを上手に出す方法
いろいろな場所でおならがしたいと思っても、なかなかすることはできません。
我慢してしまう人も多いのではないでしょうか。
また人によっては、出そうで出したいのに、自分ではどうしようもないということもあるでしょう。
このようにおならを出せずにいると、いろいろな病気になる可能性があります。
自分でガスを上手に出すことができるようにしておきましょう。
ガスは腸の中に溜まります。
その状態は空気がたくさん入った風船のようです。
このようなガスはひとつの場所に集まるようになります。
体を効果的に動かしてガスを移動させることが大事です。
歩くだけでも効果はあります。
胃腸の動きを活発にするためにも、日頃からウォーキングを取り入れるようにしましょう。
学校や会社などでは、前屈や後屈がおすすめです。
また、腰を捻るとガスを上手に出すことができます。
小まめに運動をするのがおすすめです。
ガスを上手に出す方法は他にも紹介されています。
いろいろな方法があるので、自分に合った方法を選択するようにしましょう。
おならがたまりやすい場所
頻繁におならが出て困る場合は対策を考えることが大事です。
まず、おならがたまりやすい場所を知っておきましょう。
おならがたまりやすい場所を知っていると、刺激することで和らげることができます。
回数を減らすこともできるので、実行するようにしましょう。
人の体には腸があります。
おなかの中をぐるっとめぐっています。
おならは気体です。
したがって、体の中でも上の方にあがってきます。
腸の中では横行結腸が一番高いところになります。
つまり、横行結腸の両わきはおならがたまりやすい場所といえるでしょう。
腸の中で一番高い横行結腸といっても、なかなか場所がわからないかもしれません。
だいたい、左下下腹部のあたりがおならのたまりやすい場所と覚えておきましょう。
おなら対策としては、左下下腹部に当ててから
軽くマッサージしてあげることが大事です。
そこにたまっているガスをしっかり出してあげましょう。
父の日にプレゼントされたハム、ソーセージなどの加工品を食べすぎるとお通じが悪くなって、おならが溜まる可能性が高まります。
そんな場合は、ビールを沢山飲んで、翌日の朝のトイレ時にマッサージで刺激すると良いでしょう。
おならの成分と男女差
学校や仕事場など、大事な場面でおならをしてしまう人も多いようです。
そもそも、おならとはどのようなものでしょうか。
おならの成分は約7割が空気から成り立っています。
含まれているのは窒素や炭酸ガス、酸素、メタン、水素などです。
そして、残りの2割が血液中のガスであり、1割は食べ物が分解されて発生するガスです。
強い臭いを発する原因は、このたった1割の中にあります。
人は一日少なくても5回以上のおならをしているでしょう。
多い人は20回くらいになることもあるようです。
しかし、回数や出やすい時間帯、場所は人によって変わってきます。
また、男性は女性よりも回数が多いと思われがちです。
実際には腸自体の機能に性差はありません。
また、回数や臭いにも男女差はないといわれています。
そのため、男性であっても女性であっても、そんなに差はないことがわかります。
しかし、女性は人前ですることに恥じらいを感じます。
我慢している人がたくさんいるため、比較的女性の方がおならをしないと判断されているようです。